東京都武蔵野市
大棟積み直し工事
熨斗5段+丸棟の積み直し工事のご依頼を頂きました。
地震の時に棟がずれてしまったようで、以来不安だったそうです。
以前からお付き合いのあった屋根屋さんは亡くなってしまい、誰に修理を頼むか悩んでいたところ、娘様が弊社HPをご覧になり、お問合せ下さいました。
工事内容 | 大棟積み直し工事 |
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面積 | 11m |
工期 | 1日 |
工事総額 | 126,360円(税込) |
熨斗瓦の掃除
棟をバラしていくと同時に熨斗瓦を1枚ずつ丁寧に掃除します。表面・裏面についた土埃や漆喰をタワシ等でこすり落とします。しっかりと掃除を行う事で次に置いた漆喰の密着度が変わり、より頑丈で崩れにくい棟を積むことができます。
棟積み直しの下準備
瓦のハテ(小さい欠片)に漆喰を塗り、瓦同士の割れ目に置いていきます。これは漆喰が割れ目に潰れて落ちていかないようにする為で、重さで漆喰が割れ目に入ってしまうと部分的に棟が下がっていしまう事があります。それを予防する為にわざと瓦の欠片を入れています。
台面の施工
漆喰を均等な幅、高さ、密度で置いていきます。この際、密度が違うと瓦を積んだ時に漆喰が潰されて棟の高さが部分で変わってしまいます。真っ直ぐで綺麗な棟を施工する為には綺麗な台面がとても重要になります。
施工完了
漆喰の表面をなすって面を整えます。また、掃除をし、棟の積み直しが完成しました。