垂木 [たるき]
軒桁、母屋、棟木の上に等間隔(1尺や1尺5寸)に渡され屋根の野地板を支える木材を指します。
大抵現在の建物ではこの垂木は軒天と鼻隠し(破風)板で隠されてしまいます。これを野地垂木と呼び
表にでた垂木の事を化粧垂木と呼びます。
また、装飾的な垂木で尾垂木、二軒、扇垂木、地垂木、飛えん垂木等と呼ばれるものも存在します。
使われる垂木のサイズも様々で多くは一二三(1寸2分×1寸3分)や一三一五(1寸3分×1寸5分)または一五一五(1寸5分×1寸5分)の角材、
最近の新築等では2バイ材(2インチ×4インチ)が代表的に使われています。
杉、檜、松などが用いられますが大抵の場合は杉が使用されています。
近年では合成樹脂で作られた垂木も登場しています。