起り屋根 [むくりやね]
屋根形状の一つ。
屋根の中程が膨らみ、緩やかな弧を描いた形の屋根。
日本独自で作られた曲線と言われています。
代表的な起り屋根は桂離宮が挙げられます。
外観の美しさだけでなく、雨に対しての機能も優れています。
屋根の中程から急に勾配が早くなる事で、軒先に溜まりやすい雨水を素早く落とすことができ
軒先に水がたまるのを防いでいます。
起りとは反対に、軒先に向かい反っている屋根を反り(照り)屋根と呼びます。
また、両方を併せ持つ反り起り屋根もある。
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