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屋根辞典Yanepedia

破風 [はふ]

下から見上げた破風

屋根の妻側の造形のことを指す。
建物のデザインに合うよう、直線のものや反り、起りをつけたり、溝や彫刻を施すことも多い。
屋根装飾としてあえて部分的な切妻造の屋根をつけて破風を生じさせたりした。
木材で造られる事が多かったが、雨風に直接さらされ、劣化しやすい部位なので定期的なメンテナンスが必要となる。
近年の住宅建築ではメンテナンスの手間を省くために合成樹脂製のものも広く使用されている。

破風はその時代で種類や造形、装飾も様々である。
複数の破風を組み合わせたデザインも考え出された。
例として姫路城大天守には入母屋破風、唐破風、千鳥破風、比翼入母屋破風が組み合わさっている。
城郭建築や寺院建築では漆喰や黒漆などを塗布し、懸魚という彫刻を施した板を取り付けることが多い。
破風板に飾り金具を付けるとさらに華美になる。
また、妻側でなく軒側は本来鼻隠しと呼ばれる。


破風のメンテナンス

1.塗装
木材破風や金属破風の場合は洗浄、ケレン処理を行い、必要であればパテ打ちをする。
下塗りに錆止め(釘打ち箇所がある為)等を用い、中塗り・上塗りで仕上げる。
窯業系破風の場合も同じ工程で作業を進める。
下塗り材はシーラー又はフィーラーを使用する。
比較的安価な工事が可能だが、破風は雨風、直射日光にさらされる為劣化が早い。
メンテナンスの時期が早々にきてしまう事も多々ある。

2.板金カバー
破風を板金で覆う工事になる。
ガルバリウム鋼板・ステンレス・銅板等が用いられる。
劣化が少なく同じ景観を長く維持することができる為よく行われる工事だ。
塗装に比べると価格は上がるが、比較的安価な工事である。
メンテナンスはほとんど必要なくなるが、デメリットもある。
それは、木材の腐食が目視できなくなるところだ。
屋根からの雨漏りで軒天や破風、鼻隠しが腐ることがよくあるが、板金が巻かれている為に気づかない場合が多い。
また、板金は結露を発生させる。その結露が木材に沁みて劣化させる事もある。

3.交換
既存破風を撤去して新規取付を行う。
あまりここまでの工事をする事はないが、劣化が激しい場合は交換を行う。
場合によるが、部分的な交換も行う事ができる。
軒天や淀、鼻隠しの場合は雨樋や鼻桟と絡む事があり、その造りによって工事が大きくなる場合がある。
金額的には一番高くなるが、一番美観を保つ事ができる。
また、交換する際に木材だけでなく、合成樹脂や窯業系のものを選ぶこともでき、選択に幅が出る。

基本的に破風のメンテナンスには足場工事が必要になる場合が多い。
その為、足場を必要とする塗装工事や屋根工事と同時期にメンテナンスをするのが効率がいいだろう。

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