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屋根辞典Yanepedia

雨樋 [あまどい]

取付が完了した雨樋(軒樋)

雨樋は屋根面を流れる雨水を集め、地上や下水へ導く設備の事を指す。
また、とい・とゆ・とよ等地域によって呼び方に若干の差がある。

軒先に設けられた雨樋を軒樋(のきどい)と呼び、屋根面を流れる雨水を集めて流す役割を果たす。
また、軒樋で集められた雨水は竪樋(竪樋)へと導かれ、雨水を地上へと流す。
役物が多くあり、出隅(出曲り)・入隅(入り曲り)・軒ソケ・止まり・桝(集水器)・竪ソケ・エルボ・自在エルボ・回転エルボ・スライドエルボ・合わせ桝等を組み合わせて繋いでいく。
また、化粧用の役物もある。
合成樹脂製(塩化ビニール製含む)が多く使用されているが、アルミ製、銅製、ステンレス製も使用されている。

軒樋には半月樋(半円)と角樋がある。
竪樋には丸と角がある。
どちらもメーカーによって少しずつ性能や見た目が変わってくる。

受け金具にも種類が多い。
鉄製(亜鉛メッキ仕上げ)、銅製、ステンレス製、強化ポリカーボネート製が挙げられる。
また、形状にも種類があり、
ウノ首、化粧横打ち、面打ち、打ち込み等がある。
現在は圧倒的に面打ち金具がシェアを占めているが、社寺仏閣等には化粧横打ちを使用したりする。

竪樋を支える金具はでんでんと呼ばれ、こちらも鉄製(亜鉛メッキ仕上げ)、銅製、ステンレス製等がある。

これら全て含んで雨樋と呼ばれている。


雨樋のメンテナンス

落葉の多い環境では落葉が溜まり、風化して土になる。
その土が集水器に詰まってしまう事が多い。
5年程で清掃できるのが好ましいが危険な為、業者に任せる方が良い。

その次は退色が目立つようになる。
塗装でメンテナンスすると良いが、足場が必須になる為、他の工事と合わせてメンテナンスするのが良いだろう。

雨樋は夏に伸びて冬に縮む。また、積雪による垂れや割れ、破損も多い。
部分的な補修が可能だが、廃番になってしまっている商品もあり、部分的な接続が可能か見てもらうと良い。
金具から打ち直さないとならない場合も他の工事と合わせて交換するのが良い。


すまいるーふで取扱いする雨樋

パナソニック株式会社
Archi-spec TOI / サーフェスケアFS-Ⅱ型 / サーフェスケアFS-Ⅰ型 / グランスケアPGR60 / ファインスケアNF-Ⅰ型 / シビルスケアPC77・PC50 / ジョイスケアPJ70 / 「匠シリーズ」新角PJ60 / 「匠シリーズ」丸・竹・角 / その他雨水貯留タンク等

積水化学工業株式会社
ユニフェイス / アートフェイス / アーバントップ / ライナートップ / 新・丸トップ、丸トップ

デンカ株式会社
レガリアRG155 / ネオアルカディアAC120F / バニエールBE160F / クリアールCR105F・CR105 / ダンラインエクセルDL75F・DL75・DL55F・DL55 / トーヘン117F・117

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